あけましておめでとうございます、今年もよろしくお願いいたします。 ここ九州では松の内が今日で終わりなのに、遅ればせもいいところですね。
ところで、暗い話をします。 明るい話しか読みたくない方はここで引き返してください。
2024年の始まりにはつらいことがたくさんありました。
日本では、年初めの日に大地震が起きて多くの方が被害に遭い、二日には亡くなった方こそ出なかったものの大惨事すれすれの航空機事故、三日には大きな火事が北九州市小倉で起きました。
我が家のプライベートにも大変なことが起こっていました。
私も家族も、元旦に高熱を出して寝込み、おせちやお雑煮どころではありませんでした。 元旦はアイソトニック飲料とゼリーを口にして過ごし、トイレに行くのがやっとで、これまで普通に高熱を出したことはありますが、こんなに体が重くてだるく、肘より上にある関節が痛くて吐きそうなのは初めてでした。 病院で検査したところコロナ陽性でした。
三日に完全解熱しましたがブレインフォグ状態なのと激しい咳が残っていて、わりとつらいです。
ウイルスの排出期間の自宅待機で、結局今年はどこにも出かけられていません。 初詣や初売り、行きたかったな。 ここまではそこまで辛いことでもありません。
そんなこともあるな、程度の話です。
つらいのはここからです。
独り暮らしだった母が倒れました。 独り暮らしと言っても、私たち姉妹のうち実家から一番近くに住んでいる妹が行ったり招いたりして、そんなに孤独ではなかったと思うのですが、というか思いたいです。
私が数か月に一度程度しか顔を見せなかったのが本当に悔やまれます。
12月26日に、母から
「ここ二、三日、めまいと吐き気がしておかしいから、病院が正月休みに入る前に行ってくる」
と電話があり、大したことがないといいなと思いながら
「気を付けていってらっしゃい」
と答えました。 母はタクシーを呼んで、自分で普通に歩いて受付その他をこなして受診しました。 そして年齢的なことや独居ということもあって、そのまま検査入院となりました。 無邪気に病院食や病室の窓からの眺めを撮ってLINEで送ってくれて、私たちも安心していたのですが、めまいがひどくて一歩もベッドから出られなくなり、そのうち四肢が痺れ、意識が混濁しているような状況になりました。
検査の結果、
・コロナに罹患していること(私のうちのコロナとは別ルート)
・脳幹部に小さな血栓ができていること とのことです。 脳幹部の血栓はとても恐ろしいものです。 母が生きているのは幸運なことで、いつどうなってもおかしくないのです。 本当に、数日前まで、正月に会いに来る娘や孫たちのためにいろんな支度をして、楽しみにしてくれていた母がです。 母はお医者さんや看護師さんたちには無反応ですが、私たちの声を聞くと、反応して口を動かし語り掛けてくれます。カメラ通話で母と話しましたが、声がほぼ出なくとも、唇の動きを見ると意識がしっかり戻っているのがわかります。
意識があるからこそ、こういう状態になっていることを母が悲しんでいるのがわかってつらいです。
ごくごく小さな声で「もういや」と言っているのを妹が聞いています。
かいがいしそうにここまで書きましたが、私はコロナにかかっていて一度も母のところへは行けていません。皆、末の妹が手配し折衝してくれています。 わたしはつくづく親不孝者です。
明日、病院側からコロナ明けを宣言されているので会いに行ってきます。 会ったら、心が折れそうな気がしています。正直怖いです。 だから、コロナを理由に会えない期間に胡坐をかいて、今日はすこしお絵描きや物書きをさせてください。
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